エチオピアからNewクロップが入荷しました!
新入荷COFFEE 2024年09月20日
コロンビア・タヌービオ、ケニア・マシラAAに続き当店3種類目の
TOP of TOPスペシャルティのNewクロップコーヒーが入荷しました。
『エチオピア・デサレンG1』
生豆から強烈にフルーティーな香りがし、エチオピアにしては欠点豆が見当たらない
という品質の高さに、店主のテンションがあがりました!
品種は74158という、カフェイン量が少なめのハイブリット種です。
そしてこのエチオピア、バイヤーである方がNewクロップのエチオピアを42種も
カッピングし、選びに選び抜いたコーヒーでもあります。
⚫︎オロミア州 イディト地区デサレン社
⚫︎カーボニックマセレーション精製
⚫︎品種:74158
⚫︎カップ評価:88.75点
日本に120kgしか入荷していない『カーボニックマセレーション精製』のエチオピアは
私が今まで飲んだエチオピアの中で断トツのフルーツ感でした。
果実のジュースのようですよ。
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【カーボニックマセレーション】は
ワインの醸造方法を元に考えられた特殊な醗酵プロセスです。
ボジョレーヌーボーが代表的ですね。
簡単に言うと空気(酸素)を完全に遮断し「二酸化炭素」を使用して行う精製方法です。
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Qよく聞くアナエロビック精製との違いは?
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★アナエロビックファーメンテーション
アナエロビック/anaerobicは英語で記すと
【an(否定形)+aerobic(好気性)】「空気を好まない」醗酵プロセス という意味です。
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★カーボニックマセレーションを英語で記すと
【carbonic(炭酸)+maceration(浸す)】からきています。
「炭酸(二酸化炭素)に閉じ込める」発酵プロセスという意味です。
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▶︎アナエロビックは二酸化炭素を途中から注入しません。
タンク内のチェリーが微生物と反応して醗酵が進み、果肉から自然に発生する
二酸化炭素を利用します。
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▶︎カーボニックマセレーションは
コーヒーチェリーもしくは果肉除去をしたパーチメントコーヒーをタンクに入れ
完全密封させた状態にし、途中から二酸化炭素を注入します。
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二酸化炭素が入ることで、嫌気性の微生物がコーヒーの生豆に付着しているミューシレージ
(ねばねばした粘液質)を分解・変化させ、素晴らしいテロワールが生まれます。
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【カーボニックマセレーション】による3つの影響
①質の良い酸味をもたらし、品質が安定する
②マイルドで穏やかな酸味
③個性的なフレーバーになる
カーボニックマセレーションは「温度や湿度を徹底的に管理すること」が
必要ですが、アナエロビックは特に作業が必要ありません。
カーボニックマセレーションは手間がかかって大変な分、味わいの幅を出すことができます。
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温度・湿度管理をすることで「甘さ」「酸味」の度合いをコントロールできる反面、
コントロールが難しくデリケート。
カーボニックマセレーションよりアナエロビック精製が多く出回る理由が分かりますね。
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黄桃のような甘い香りがし、ストロベリーチョコの甘みもあります。
白ワインやレモングラスを思わせるすっきりした口当たりですので、食後のデザート代わりに
ぜひ飲んでいただきたいエチオピアのコーヒーです。
ワイニーで妖艶な甘さが口の中にずっと残り、なんとも贅沢な気分になります。
是非、皆さまに楽しんでいただけたらと思います。