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マダガスカルのニュークロップが届きました!

新入荷COFFEE 2025年07月09日

マダガスカルのコーヒーを飲んだことはありますか?

当店では去年に引き続き2回目のマダガスカルのコーヒーが入荷ですが、去年は「クリスマスブレンド」として楽しんでいただいたため、シングルオリジンとして提供するのは初めてです。

マダガスカルのアラビカ種のコーヒーは、世界市場で0.05%に満たない量しか出回っていません。

その為、口にすることも滅多にないことと思います。

マダガスカルは世界で4番目に多きな島国ですが、90%以上もの動植物がマダガスカルの固有種。

「生物多様性ホットスポット」と言われる国なのです。コーヒー、バニラ、クローブ、ライチ、米などの農業が主産業で、政治経済の不安定さや貧困問題が根深いという国でもあります。

そんなマダガスカルはコーヒーの産地としてはメジャーではありませんが、実は独自の魅力とポテンシャルを秘めた産地なのです。

多くの農家は、家族経営の小規模農家。収穫や乾燥も手作業が多く、とても丁寧につくられています。

今回は【サリアカ生産組合】は、10~20人の女性を中心とした小規模な生産組合で、女性リーダーの元高品質志向の取り組みを行い、火山性の肥沃な土壌を活かしてアラビカ系ブルボンやティピカを栽培しています。

手作業による丁寧な収穫とウォッシュド精製を行っています。HPセンサー導入による発酵管理、ハンドピックによる欠点豆の除去が徹底されています。

「トレーサビリティ確保」という観点も重視しているサリアカ生産組合は、生活が貧しく農作業を手伝う子ども達の支援にも力をいれています。

品質の高いコーヒーは、ロースターがハンドピックを行う必要がないんです。品質の高い珈琲店を見分けるためのお店の指標にもなりますね。

当店、ハンドピックは行っておりません。

さて、肝心のコーヒーの印象ですが、コーヒーを挽くと甘いバニラのような香りがします。

粘性もとてもありますね!とろとろのマウスフィールです。

モラセスシロップのような透明感のある甘さの中にシトラスのような爽やかな風味もあり、強い甘さとボディと爽やかな酸味が高バランスでした。

ローカフェイン(通常の30%少ないカフェイン量)なのも嬉しいですね。

毎日飲んでも飽きないマダガスカルのコーヒーは、7月18日より店頭に並びます。

ぜひ、この希少なマダガスカルのコーヒーをお楽しみください☆