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コロンビアから希少なルメスダン種のコーヒーが入荷しました!

新入荷COFFEE 2025年06月23日

コロンビアのコーヒーは、珍しくもなくどこでも飲むことが出来るコーヒーですね。

最近のコロンビアでは精製に色を付けたコーヒーがとても多く、不自然な程フルーツ感があったりするコーヒーがたくさん出回っています。

流行りでもあるのでしょうが、やはり最後まで飲みきれなかったり、毎日飲むにはちょっと・・そんなコーヒーが多いのが今のコロンビアのコーヒー事情でもあります。

今回は精製に色をつけない「ドライウォッシュド精製」のコロンビアです。

精製に頼らず、品質の良さが顕著にでるウォッシュド精製のケニアやコロンビアが店主の好みでもある為、今回のロットを当店限定で入荷しました。

農園はコロンビアの重鎮農園である「パルマ農園」です。品種は「ルメスダン種」、聞いたことがないと思いますが、市場に出回ることが希な品種なのです。

アフリカのスーダンで発見された「ルメ・スダン」は、スーメルダンとも呼ばれ、ゲイシャ種と比較されるほどのカップクオリティを持ち、フラワリーなフレーバーが特徴的で近年注目されている品種です。

耐病性があり繊細で良好なカップクオリティがありながらも、生産性がとても低いため商品として価値が認められずに主に【研究用】として利用されてきました。

しかしこの品種ならではの繊細な味わいが再発見・再認識され、競技会などで使用されるようになり、世界中のバリスタやロースターから注目を浴びるようになりました。

しかしながら現在でも収穫量は多くないため、この品種を栽培している農園は限られており、市場で見かけることは未だに希少な品種です。

まずは、コーヒー豆を挽いたときの香りにうっとりとしました・・・!

フラワリーな香りがとても強く、その香りが周りに立ちこめて、幸せな気持ちになりました。

肝心のカップですが、マリックな酸質を感じ、アプリコットやピーチの風味、ハーバルな印象も兼ね備えています。これからの季節に出てくる、桃のスイーツにもぴったりです。

何より、冷めてからのクリーンカップやバランスも素晴らしい!!!

CVAスコアは、90,50と高めです。

もう二度と飲むことが出来ないかもしれない「ルメスダン種」のコロンビアを、是非皆さまにお楽しみいただけたらと思います。